ブラジル長期滞在の記 #10/15 バイーア #3

ブラジル長期滞在の記 #10/15
バイーア #3
街角と住民

サンパウロからバスで片道30時間、往復60時間かけて行った価値があった。

サルバドール・デ・バイーア #3

この世界文化遺産都市サルバド-ルの歴史を調べてみた。

1500年、ポルトガルの探検家カブラルが、サルバド-ルの近辺に漂着、ブラジルを発見。
1549年、トメ・デ・ソウザ、ポルトガルより総督として派遣される。
1763年、首都はリオ・デ・ジャネイロに移る。

首都であった16-18世紀、200年余の時間をかけ、これらの教会が、最初は小規模の簡素な建築から、逐次改修、アップグレードされ、今日の文化遺産となった。その後、首都機能が失われることにより、発展がストップし、これらの町並みと教会群は、17世紀ごろの様式を今日に伝えることが出来た。

これらの写真は、ユネスコ世界文化遺産に登録される前の映像である。

サルバドール・デ・バイーアの歴史的な町並遺産

Cidade Alta 上の町から 化石のようになった Cidade Baixa 下の町を展望。

高低差は、約80mほどもある。(下写真) 
下写真の一角は、化石のようになった下の町の商業地建物群が、眠ったように集結している。
本国ポルトガル・リスボンで起きた様な巨大地震・津波(1755年)がなかったので、このような一角が残っていて、ポルトガル植民地時代の貴重な遺産である。

1964年 筆者撮影

この旧市街一帯には、一部近代の建築が、混じっている。(下写真) 
これ以上虫食い状態になると、街の歴史的な一体性が失なわれる。
個々の歴史的な建物を大事にして、保存をすることは重要であるが、街区をまとまった一帯として残すことで、個々の建物もその価値をより享受することができる。

1964年 筆者撮影

Cidade Baixa(下の町)から Cidade Alta (上の町)を望む

1964年 筆者撮影

大西洋の湾内の海辺。崖っぷち一面を覆うように造られた建物群。

筆者が数日間滞在した宿もこの一画にあった。窓からは湾内の眺め、そして湾口の外側の大西洋を一望できるご機嫌な位置である。

1964年 筆者撮影

ポルトガル・コロニアル風の一軒家。

1964年 筆者撮影

下の町から上の町の教会を仰ぎ見る

上の町から下の町まで、広場、大通り、街角を散策をするのは楽しいものである。
1985年に世界遺産に登録する20年前のこの町には、外国人旅行者はもとより、国内的には後進地域として見下されていたので、ブラジル人旅行者も少なく、まして日本人旅行者にも出会うことはなかった。

旅行者を目当てにした物乞いもあまり見かけず、浮浪者にも会わず、身構える必要はまったくなかった。

1964年 筆者撮影

なぜか規則正しい行列が。。

1964年 筆者撮影

1964年 筆者撮影

車が少なく人に優しい通りを発見。

伝統的なブラジルの砕石道路。路面がやわらかい陰影を醸し出す。

1964年 筆者撮影

よき時代の車たち 

1964年 筆者撮影

坂道に沿って連なるポルトガル風独特の家屋。

バリエーションのある各住居の開口部。各々の建て主が、各々の表現で家屋を建てているが、全体として街区にまとまりがある。

1964年 筆者撮影

サルバドールの住民たち。

1964年

サルバドール・バイーア市においては、黒人と混血の合計が80%を超えていて、アフロ・ブラジルの代表的な都市であり、ここからアフリカ起源の音楽、舞踏、格闘技、食文化が形成され、ブラジルらしさの発祥地と認識することが出来る。

対照的なブラジルはサンパウロ市で観察することが出来る。ここは、南欧出身を主とする白人人口が60%を越えていて、仕事第一の勤勉な人たちが多数を構成していて、ブラジル経済のダイナモとしての存在感がある。
ブラジルはまさに人種のルツボであるが、近年の(2015年ごろ)の統計によると、各都市によって人種構成にかなりの違いがあることがわかる。

ブラジル主要3大都市の人種構成は︖
白人% 混血% 黒人% 人口
サルバドール・バイーア 16.7% 53.8% 28.4% 280万人
リオ・デ・ジャネイロ  53.4% 33.5% 12.6% 650万人
サンパウロ          60.6% 30.5%    6.5% 1200万人  

この様に、サンパウロとサルバドールは、人種構成が真逆である。これらの人々が、ブラジルの多様性国家を形成している。

バルコニーからカメラマンを見つめる少年少女たち

街角めぐりをしていると、いろいろな人達に出会う。住宅地では、大半が子供達である。旅人がアジア系と言うこともあり、ものめずらしさ見たさに、時には大人数で寄って来る。この中には、アジア系の人間を始めて見たという子もいるに違いない。

そして、積極的に被写体になってくれる。みんな楽しそうに。肌の色、髪の毛の色、皆まちまちであるが、不思議と、これがブラジルの庶民だといった一体感が、写真から伺えると思う。(1964年)

1964年 筆者撮影

みんな気さくでカメラに向かってポーズ 

1964年 筆者撮影

肌の色にかなりのバリエーションがあります。

1964年 筆者撮影

まだ幼さを残した仕事人

1964年 筆者撮影

肌の色にかなりのバリエーションがあります 

1964年 筆者撮影

個人経営のガソリンスタンド

1964年 筆者撮影

街角の小さなバル

1964年 筆者撮影

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