スペイン・セビリア旅遊 2013年10月#1/2

スペイン・セビリア旅遊
2013年10月
#1/2

セビリア SEVILLA

過って1968年にアンダルシアのセルビアを訪れて以来、2度目の訪問となった。リスボンから440km、休憩を含め4時間のバス旅であった。

セビリアは、アンダルシア州の州都であり、セビリア県の県都である。スペイン南部の政治・経済・文化の中心地である。

グアダルキビル川とセビリア

セビリアの地形はリスボンと異なり、平均標高は7メートルの平地に発達した歴史的な港湾都市である。グアダルキビル川を通して、地中海や大西洋から直接船舶でセビリアまでさかのぼることが出来る好位置にある。

16世紀から17世紀には、新大陸との貿易の独占港となって繁栄を誇った。その頃のセビリアはスペインでもっとも人口の多い都市となった。

15世紀後半、スペイン王国は、同世紀末にレコンキスタ(失地回復運動)を完了させるとともに、大西洋へ船を進め、新大陸から巨万の富をセビリアへ持ち返った。

セビリアの大聖堂 
Catedral de Sevilla 世界遺産

セビリアの大聖堂は、レコンキスタ以前にあった巨大なモスク「Almohad mosque (1172–1248)」を利用し、モスクの名残りを残しながら教会使用に作り変えられた貴重な建築遺産である。

例えば、大聖堂の北側にはモスクの典型的構成要素である大きな中庭が今でも残っている。また、東側のヒラルダの塔は、過ってのモスクのミナレット(一日5回、お祈りの時間を告げる尖塔)であり、これも残されている。

トリウンフォ広場とサン・クリストバルの扉

通常訪問者は、南側のトリウンフォ広場(勝利の広場)に面したサン・クリストバルの扉から大聖堂に入場することになっている。入ってすぐのところに、コロンブスの墓がある。

2013年 筆者撮影

セビリアの大聖堂は、スペインで最大の聖堂であると同時に、カトリックの聖堂としは、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂に次ぐ、世界で二番目に大きい大聖堂である。
また、世界最大規模のゴシック建築でもあります。
観光客は、それほど多くはなく、スムーズに入場できた。

2013年 筆者撮影

ゴシック建築であるが、壁面の華麗な装飾はイスラム調で覆われている。

2013年 筆者撮影

人々からヒラルディーヨと呼ばれる巨匠バルトロメ作の「信仰の勝利像」が入り口前にある。右手に盾・左手に椰子の葉を持った女神像である。より大きな同じ像がヒラルダの塔(後述)にもある。こちらがオリジナルだそうだ。

2013年 筆者撮影

コロンブスと言えば、大航海時代にスペインの援助を受け新大陸を発見し、後にスペインに巨万の富をもたらすことになる人物だ。1506年に、コロンブスの遺骨がセビリア大聖堂に納められたとされている。

2013年 筆者撮影

2013年 筆者撮影

紫檀・黒檀風の高級木材に黄金のアクセント。このセンスは抜群です。

2013年 筆者撮影

セビリアの大聖堂には礼拝堂の東西の壁沿いに、沢山のアルコーブがあり、いすれも丹念な芸術品といえる仕事が残されています。その数は目が廻る程多く、説明しきれないほどだ。

2013年 筆者撮影

2013年 筆者撮影

2013年 筆者撮影

2013年 筆者撮影

2013年 筆者撮影

2013年 筆者撮影

ヒラルダの塔  La Giralda 世界遺産

セビリアの人びとが誇りに思っているのは、『ヒラルダの塔』の愛称で親しまれている高さ約98mの鐘楼です。ヒラルダの塔(La Giralda)は、風見を意味する「ヒラル(giralda)」に由来している。

ミナレットであったヒラルダの塔は、1184年にモロッコのマラケシュにあるミナレット塔をモデルとして建築されたとされる。

頂点に女神像が、豆粒のように見える。

2013年 筆者撮影

もとはイスラム教徒たちが1198年に建てたモスクのミナレットであった。16世紀キリスト教支配下の時代に、アラベスク模様の壁面など、基本の形を全て残し、鐘を設置する上部の部分が増築追加された。そして独特な塔になった。

上部には、のちに鐘や十字架、ルネサンス様式のバルコニーとブロンズの女神像などを付け足した。風見鶏まで入れ、高さは101メートル。

2013年 筆者撮影

高さ約70mにある展望台に上ると、セビリアの街を一望することができる。
セビリア観光では、ヒラルダの塔を目印にすると道に迷うことはない。

2013年 筆者撮影

塔頂には風見(風向計)として、信仰を象徴する女神像がある。右手に盾・左手に椰子の葉を持っている。塔の高さは97m。

2013年 筆者撮影

この改増築部分の構造はフライング・バットレスといい、ゴシック様式特有であり、高い壁を支える役目をしている。

2013年 筆者撮影

大聖堂の見学を終えて、南側に面したトリウンフォ広場にて。

2013年 筆者撮影

大聖堂の北側の巨大な鎖。

2013年 筆者撮影

モロッコ・イスラム風の屋根瓦とその支持構築部。

2013年 筆者撮影

周囲の壁の上部の欄干。ここにもイスラム風のパターンが。

2013年 筆者撮影

金属製の大扉。ここにもイスラム風の幾何学パターンが。

2013年 筆者撮影

セビリアのカテドラルは、様々な建築様式が混在している。ムデハル様式。プラテレスコ様式(ルネサンス様式初期のもの)。ルネサンス時代のゴシック。中庭を囲むイスラム風アーチ。など。

スペインとポルトガルで発展した建築様式の特徴は、イスラム建築とキリスト教建築の融合をもたらした。

オレンジのパテオ 中庭
Patio de los Naranjos

セビリアの大聖堂の北側には、広々とした中庭が存在する。一般的なキリスト教会は、隣りにこのような中庭を付属することはない。

この庭の水を循環させる溝のパターンが、幾何学的であり、イスラム様式である。オレンジの樹木も格子状に規則正しく配置されている。この庭とそれをめぐる回廊は、過って回教徒が礼拝前に身を清めるための、モスク建築には必要で欠くことが出きない要素であった。この中庭は、それらが変更されずに残っている。

2013年 筆者撮影

配水構と床のパターンは、幾何学的なイスラム様式。

2013年 筆者撮影

2013年 筆者撮影

セビリアの大聖堂の周囲、西側の通りをトラム電車が走る。

2013年 筆者撮影

セビリアの大聖堂の周囲の通り。

2013年 筆者撮影

セビリアの大聖堂の周りの通り。

2013年 筆者撮影

旧市街保存地域の中心部。

2013年 筆者撮影

旧市街保存地域の町並み

2013年 筆者撮影

旧市街保存地域の町並み。道路は掃除が行き届いていて、清潔感がある。

2013年 筆者撮影

Hotel Simon

Hotel Simonはセビリアの中心部、セビリアの大聖堂の至近距離の保存地区にある。18世紀の大邸宅を利用したホテルで、美しい中庭がある。バルコニーのデザインがシンプルで美しい。

2013年 筆者撮影

他の住宅用建物。

下の階には、防犯用グリル。上階にはエアコンの室外機。美観地域、ファサードに統一感がある。

2013年 筆者撮影

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