ENG | JAP
ブラジル長期滞在の記 #5/15
外港サントス
海外渡航、1962年
サンパウロ州の地形
大回りするサンパウロ州の河川

サンパウロ州の地形
この標高750mの大都市サンパウロ付近を水源としたチエテ川は、 SERRA DO MAR に阻まれて、75kmしか離れていない大西洋に注ぐことが出来ない。そのため川は、反対の内陸方面500km先まで流れ、パラナ川に合流し、南に進路をかえ、大廻りして3000キロ先のブエノスアイレスの河口から大西洋に至る。
サンパウロ州の内陸は、コーヒー、砂糖、各種野菜、肉牛など、農牧の大規模な適地が広がっている。
アンシエタ高速道路

サントスーサンパウロ約70キロを結ぶ。独立した片側2車線の高速道路。
大西洋海岸平地と海抜750メートルの海岸山脈までを、少距離で一気に上り、高原地帯に達し残り50キロでサンパウロに至る。
片側のぼり、他の片側は下りで、別道路になっている。

アンシエタ高速道路は、ヨーロッパからの移民が、そしてその後日本からの移民もサントス・サンパウロを経て、内陸に向かったルートの跡に建設された高速道路である。1965年ごろ撮影
アンシエタは、スペイン領カナリア諸島出身、イエズス会士の宣教師で16世紀の後半にブラジルで伝道を行った。サンパウロ・ピラチニンガ・イエズス会学校と呼ばれ、すぐに拡張をはじめ、居住民の核となって栄えるようになった。
アンシエタは1554年のサンパウロ、1565年のリオデジャネイロ創立の際の創立者の一人でもある。
原住民の和平工作は新天地への安定な植民地移住にあたって極めて重要であった。
アンシエタ高速道路からサントス市街南大西洋を鳥瞰

筆者撮影
サンパウロからアンシエタ道路を60kmほど下ると写真のような絶景を楽しむことが出来る。下界にサントス市の市街地と右側には果てしなく続く海岸・プライア・グランデである。
またサンパウロ・サントス間は750mの高低差があるので、気温差が4-5度もある。車で80km下りを移動すると暖かくなり、上りを移動すると涼しくなる経験が出来る。

筆者撮影
SERRA DO MAR と サントス
バックグラウンドの遠景山脈、SERRA DO MAR 。
この山脈を登りきった75キロ先の高原に、南米最大都市サンパウロがある。

サントス市、サントス港。前面が外洋航路の埠頭
コーヒーの積出港、そしてブラジル移民たちの上陸地点のサントス港の埠頭。1962年ここに上陸し、1969年ここからヨーロッパに向かい出航していった。

サントス港。
サントスのビーチ
南大西洋。そして白砂の海岸線。

1960年代の大西洋に面したサントス海岸。筆者撮影

現在の混雑した海岸。